金利平価説とフォワードレートと変動為替相場制
フォワードレートの2つの使い方を学んだ
1つは未来の金利のはなし
yield curveが常に右上がりだとここだけ仮定
1年のスポットレートが1%
2年のスポットレート3%と仮定
1=>2年のフォワードレートは
1.01*x=1.03^2
x≈1.05
5%となる
もう1つは将来の為替レートのはなし
日本の金利が年1%、ドル金利が3%、現在¥100=$1とすると
今の¥100=1年後の¥101
今の$1=1年後の$1.03
今の¥100=今の$1
∴1年後は¥101=$1.03で取引されるべき
↑金利平価説
現在 | 1年後 |
¥100 | ¥101 |
$1.00 | $1.03 |
101÷1.03が将来の為替レート、すなわちフォワードレート
この時気をつけなければいけないのは分子に自国通貨、分母に他国通貨が代入されること
こればっかりは定義なので覚えるしかない
ちなみに101÷1.03≈98
98という数字は100×1.01÷1.03と計算しても求められる
米ドルの金利が高ければ分母が増え将来的にはドル安になる
しかし短期的には米ドルの人気が高まるためドル高になる
長期で見ればバランスが取れているといった具合
変動為替相場制を考えた人に脱帽
しかしこの説に従うと何十年後かにはドル円が$1=¥50で取引されるべきという結論も導き出されかねない
そこでさや取りをして儲ける方法もあるとか
儲けるのはあまりないとしてもデリバティブに組み込むことはあるらしい