承認欲求ビジネス
美少女になって周囲から無条件に認められたいという欲求に襲われることがある
自分は男だがもちろん男には男なりのメリットがある
それは顔とか女子力とか関係ない仕事の実力で正当な、または女性より有利に評価をされるところである
(これは自分の知っている日本の社会のことであり男女平等度の高いとされる欧米では違うのかもしれないが)
しかし実力主義、結果主義には犠牲が伴う
人に責任をなすりつける、自分さえよければよい、他の人はどうでもよいので汚染物資を垂れ流し全体の利益を損なう
などなど、実力主義、欧米の個人主義、ひいては資本主義にはコストがつきものだ
別にここで資本主義を否定しているわけではない
資本主義、お金第一主義への転換がなければ富国強兵は実現されず日本人、もしくは大和民族は今のようにアジアトップクラスの豊かさを享受することはできなかったであろう
戦争のために個を殺し、今の社会を築き上げて下さった自分のひいおじいさん方には心から感謝している
現在、みんな口では環境保護、発展途上国の支援など言っているが政府に踊らされ、かえって石油を使うエコバッグ(笑)を買ったり、途上国に少額の金を寄付し自分はブランド品を買うなど、未来のために命を捧げるほどの献身性、デディケーションを持っている人はごくわずかだと思う
話がそれたが資本主義、利己主義のコストとして心の貧しさがある
衣食住満ち足りた現代人が次に求めたのは他者からの承認であった
インターネットで人と繋がりやすくなればなるほど人と人のコミュニケーションは減り、人口密度が増えるほどご近所付き合いは減っていった
かく言う自分も他人とは出来るだけ顔を合わせたり会話したくないと思ってしまう
コストパフォーマンスの悪いご近所付き合いなんかよりゲーセンで音ゲーの練習をする方がよっぽど楽しい
なぜなら音ゲー素人の自分が自分のハイスコアを更新することは誰からも求められておらず誰からも承認されないからだ
「伝え方が9割」と言う本で学んだが人は自分の承認欲求をみたされると無理なお願いでも受け入れてしまうらしい
自分にも覚えがある
「君しかいないんだよ!だから頼む!」なんて言われると必要とされている気がしてなんとなく自分の得にならないお願いも引き受けてしまうのだ
逆に考えて、人の承認欲求を満たすビジネスを考えれば大儲けできるのではないだろうか
実際にfacebook、twitterなどはそのいい例で、ユーザーは「いいね!」欲しさに高いカフェに行き写真を撮ったりセルカ棒を買っておしゃれな場所でリア充アピールをする
けものフレンズが流行ったのも無条件に人を肯定する登場キャラクターが現代の消耗しきった人にウケたからであろう
松岡修造がウケたのもそのポジティブさに人々が勇気付けられたからだと思う
くもん学習塾では子供の承認欲求を満たすために成績上位者、過程修了者にはトロフィーや賞状を与えたりしている。それ目当てに塾を続けていた人が自分の近くにもいる
承認欲求を満たす、新しいビジネスモデルはあるのだろうか?
日本は無宗教なのでまだまだ人の心の隙間を埋めるビジネスが入り込む余地はあると思う
色々なBtoCのビジネスモデルで、消費者の承認欲求を満たすものを考えていきたい
- 途上国の人に無条件で感謝される寄付ビジネス
- スカイプで悩みを聞き励ます(もう誰かが小規模ながらやっている)
- 説経ツアー@お寺(これは欲求を満たすのではなくパイプカットのように欲求を消す、抑える方)
- いきなりステーキの肉マイレージカードのような、ランキングシステムで自分の価値、地位を高める
- 小学生の遊び相手など、ボランティアをさせる
- AIに褒めちぎってもらう
- yahoo知恵袋のような、ベントアンサーと認められるのが気持ちいいという仕組みをつくる
自分より格下の人に必要とされるというのが手軽で最も欲求が満たされるのかもしれない
格上に必要とされるのは搾取につながることが少なくない
格上が格下に知恵、お金等を分けあたえる→その代わりに格下はリスペクトを返す
これが心の隙間を埋めるのかもしれない
問題点は、これらは人と人とのやりとりなのでコミュニティー内に荒らしやモラルの低い人がいた時に分けあたえる側の人間は居心地が悪くなりすぐいなくなってしまうということ
だからと言ってAI、従業員でやるのもビジネスライクで無機質だから心を癒すのにはうまくいかないか、、、?
思いつくのはこの辺だが他にも色々と考えてみたい
以上